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カザマナオミ個展
【液然態~eki zen tai】

日時:2018 /5/12(sat)~5/27(sun) /月曜休廊

12:00~20:00/最終日17:00迄
会場:DIGINNER GALLERY WORKSHOP MAP

☎️ 03-6421-1517  MAIL contact@diginner.com

FB: www.facebook.com/Diginner

Opening reception 5/12(sat) 17:00~20:00
・カザマナオミプロジェクト支援イベント 5/20(sun) 14:00~19:00

 

◼︎Statement/ステートメント

呼吸と共に仙骨がぐううーっと深まります。

するとこれこれこーだからという理屈ではなく、ただただ気持ちが良いのです。

ただそういった感覚とその瞬間に存在しているだけでして、そういった事でとても至福な心になります。

そうなんです。

あーだこーだ言うけれど、自分は何者でもなく、タダ存在しているだけなんだと。

内からあふれる感情を写し出してます!

なんて事は皆無です。瞑想すると瞑想が出来ません。

色々な事が次から次へと浮かび、思考がフル回転します。

そんな時、その思考を思考や理詰めで止めようとする。

ソーデハナク

目を閉じて自分の回りや呼吸に意識を向けます。するとその思考は瞬間に居なくなり、

呼吸、部屋、外、空、その先へと向かいます。

内から外ではなく外から内へ入って来て、心が悦んだりします。

そして自分はただただ存在しているだけなんだと想うのです。

今回の*ヨセマイトもそんな感じだと想います。

気持ち良くダンスをしながら描きました。

一言で言うならば、然したとなりますか。

…………………………

通常のシルクスクリーンプリントには、図柄の型を施した版があり、その型に液体であるインクを流し込むことで、常に一様の図柄となります。「この型を取り払えば、液体は自由に“態度をとる”ことができる」と考えました。

今回の展示は、徳島県吉野川市、阿波和紙伝統産業会館で行われたアーティストインレジデンスにて滞在製作された
心に赴く表情をみせる手漉きの和紙に刷り重ねた作品(Bankで展示されなかった)、そして*ヨセマイトと同じ表現方法でキャンバスに色を使って制作した作品などを展示いたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。

【阿波和紙について】

吉野川の豊潤な水に恵まれ、和紙の原料となるコウゾなどの植物が原生する阿波(現在の徳島)では、古来より和紙づくりがさかんに行われてきた。関西という経済圏に近いこともあり、大衆文化の栄える江戸期に入ると阿波の手漉き和紙はますます隆盛し、明治中期には250軒近くの和紙工場が吉野川付近に軒を連ねていたという。しかし大正時代、大量生産が可能で安価な洋紙が登場。加えて生活様式も大きく変化したことで、和紙づくりは衰退していく。今となっては富士製紙企業組合が運営する阿波和紙伝統産業会館のみが、手透きの阿波和紙を未来に繋ぐ作り手となっている。

*【ヨセマイト – YOSEMITE 】

アメリカ最初の国立公園、ヨセミテの大自然が自由に振り舞い態度をとり、まるで自然が大爆発(DYNAMITE)しているかの様子を掛け合わせた造語。
自身のブランクスクリーンにインクという液体を載せ刷る。その液体が自由に交ざり、態度をとる制作方法の称語。

*Opening reception 5/12(sat) 17:00~20:00

オープニングレセプションでは作家の地元、湘南エリアの逗子にて手作りしているビール、ヨロッコビール。
そして鎌倉廉売市場内にある天然酵母のパン屋さん、パラダイスアレーのグリッシーニを限定50セットご用意いたします。 セット700円。

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◼︎Profile/プロフィール

カザマナオミ

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