PROFILE
YOHEI YAMA
山 洋平 1977年埼玉県生まれ、フランス レニー在住16歳の時にフィンランドの小さな村プーマラで1年を過ごす。
隣の家が1㎞先という静かな森の中での生活に大きく価値観が変わる。その後、スケートボード、スノーボード、音楽の影響を受けながら 外国を旅するようになり、 父から譲り受けた古いカメラで写真を撮り始める。 2006年、軽のワンボックスを寝床に助手席に向日葵を乗せ、育てながら 北海道から鹿児島まで日本を7ヶ月間放浪。 この旅では出会った人に手作りの写真集を見せながら、BGMとしてウクレレを弾く 「旅する写真展」を開催、作家活動の原点となる。 2007年より写真展を行いながら日本各地を巡る生活を始め、 2009年南フランス アルルの国際写真フェスティバルに写真を見せに行った際、 暇つぶしに描いていた絵の方を評価され、初めての絵の個展をアルルで開催。これをキッカケに本格的に絵を描き始め、日本とフランスを行き来しながら、作品を発表し始める。 2011年フランスへ移住。現在はリヨン近郊のレニーという小さな村で制作を行なっている。
山は、オプアートと言われる分野の作品を多く制作しており、作品から少し距離を置いて鑑賞すると作品が動いているような錯覚を覚えるのが特徴です。そこには一つ一つの細かい木々が丹念に書き込まれており、静止画でありながら作品から受ける錯覚は森の鼓胴や風の流れなどを感じさせます。じっと見つめることを誘導するオプアートによってこのような感覚を喚起することが、普段から大自然の中で生活するアーティストによって意図されているようにも感じます。
Way
(1620mm x 1120mm, acrylic, pen on canvas)
螺旋の鳥
(1455mm x 970mm, acrylic, pen on canvas)
満ちる星
(1620mm x 1120mm, acrylic, pen on canvas)
光と風と木と
(1455mm x 970mm, acrylic, pen on canvas)
宙の花
(1167mm x 1167mm, acrylic, pen on canvas)
RIDE ON
(410mm x 410mm, acrylic, pen on canvas)