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「涅槃図」和紙に墨、水彩絵の具、コラージュ(H1820mm × W910mm)

RYO OGATA 個展

【NIRVANA】
日時 2023年7月8日(土)-7月17日(月・祝) /水曜休廊
Open   11:00-19:00/最終日17:00迄

会場 DIGINNER GALLERY|東京都目黒区自由が丘1-11-2  MAP

☎︎ 03-6421-1517

問合せ contact@diginner.com

・Opening reception party 2023/7/8(土) 18:00-20:00

 

RYO OGATAの「NIRVANA」の世界へようこそ。

今回の展示では、古来より仏教絵画に描かれる物語「涅槃図」や「十界図」などから得た着想を、多様な手法を

用いて表現しています。お寺で見るような作品、あの世とこの世の狭間に浮遊する世界を楽しんでほしい、という作家の思いを個展の形で構成しました。

NIRVANAは「日本橋アナーキー文化センター」の展覧会に続く今年2回目の展示となります。

RYO OGATAは数年前から日本の昔話や、仏画からインスピレーションを受け、作品を制作しています。

大作は涅槃図をRYO OGATAの独特なスタイルで描いたもの。天国、地獄、その狭間に幾層ものレルムが存在し、

彼の作品にたびたび現れるキャラクターたちがユーモラスに語りかけてきます。

それらのキャラクターたちは見覚えのある妖怪や様々な生き物ですが、その時代にはありえない服やアクセサリーを

纏い、摩訶不思議なシーンを演じています。

「おじさん日記」(※2021年小学館集英社プロダクション出版)にも語られているとおり、どのキャラクター達にも

それぞれのライフスタイルがあり、これまでの作家活動でRYO OGATAが育ててきたとも言えるでしょう。

彼の作風は自身が生まれ育った「田町」という場所から大きな影響を受けています。例えば、会社帰りのサラリーマンで賑わう居酒屋が軒を並べる路地や、タコのように真っ赤な顔をした酔っぱらいのおじさんなど、様々な要素が

散りばめられています。

古来日本画や仏教画の中に、ポップでストリートアートのテンポを感じられる作品がRYO OGATAの魅力です。

2023年、新作をDIGINNER GALLERYのコンテポラリースペースにて展示します。

2フロアを使用した構成で、1Fには絵巻物の作品とともに、和紙に墨と水彩で描いた大作。2Fには大作にある無数の

レルムを切り取ったような作品や、樹脂粘土で作った小さな立体を標本のように並べた作品などを展示。

22歳の現役藝大生RYO OGATAのNIRVANAの世界で、妖怪たちとの出会いを楽しんでください。

※文:Veena Yoshino (independent curator)

 

◆プロフィール /PROFILE

尾形凌

2001年生まれ

東京都出身

東京藝術大学 先端芸術表現科 学部四年在学中

高校在学時から居酒屋やお寺などで個展を開催し、大学入学後も様々な場所や媒体で発表を重ねる。

日本画や浮世絵、妖怪などに着想を得た作品を制作し、絵画や立体、アニメーションなどを通じて表現している。

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「十界図 畜生界」正伝寺 御朱印 原画
和紙に墨(H185mm × W150mm)

 

HP3

「Q」和紙に墨、水彩絵の具(H150mm × W100mm)