Diskah Solo Exhibition
“RETROLIC SPECTIVE”
期間 2024年11月9日(土)~11月24日(日)
時間 11:00 – 19:00/ 最終日17:00迄
休廊 毎週月曜
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ディスカーが2013年から不定期に描き続けてきた怪獣たちの作品は、ラフスケッチや落書きを出発点に、スプレー、ステンシル、アクリル絵具といった多彩な素材や技法を駆使して具現化されている。それらは、計画や構造に縛られることなく、無意識から生まれる創造の一瞬を捉え、絶えず進化を続けている。
ディスカーの手によって形を与えられたモンスターたちは、その場の感覚や感情に応じて、どこか懐かしさを感じさせながらも未来的な存在へと変貌を遂げていく。これらのモンスターは、固定された形や意味にとらわれず、常に新たな姿を探し求めている。
作品を通して、社会に対するアンチテーゼや不安、不満、理不尽な裁き、そして明るい未来への渇望が表現されているようだ。これは、ディスカーが幼い頃からスケーターとしてストリートで経験してきた境遇や、時代の流れを反映しているのだろう。火を吹くモンスターにまたがる幼い少女がヒーローと戦う光景を前に、私たちは一体どちらを応援すべきなのだろうか?悪と正義の単純な二元論ではなく、どちらも正しいのかもしれない。ディスカーの絵を見て、そんな問いを少し考えてみたくなった。
会場では数十点に及ぶ新作と、モンスターを特集したZINEや展示会限定のロングスリーブTシャツを販売致します。
◆Profile/プロフィール
東京都出身。
1990年代初頭にTOKYO Z-BOYZのメンバーとなりプロスケートボーダーとして活動。
1994年にはスケート、アート、音楽を融合主体とした多目的レーベルOWNを2008年まで運営。
90年代後期からストリートアートに没頭し、傍で雑誌やミュージシャンにアートワークを提供し始める。
2002年から本格的にアーティスト活動を開始。
後に大図実験やニューヨークを拠点とするアーティスト集団Barnstormersのメンバーとして活動を経る。
絵は独学。偶発的な作品制作を好むため多くの作品が即興性で描かれている。
主にフリーハンドのラインをベースに多種多様な手法を用いてキャラクターやレタリングなど様々なモチーフを描き出す。
国内外での個展やグループ展等への出展のほか、ファッション、音楽、広告への作品提供など多方面で活動を行っている。
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